救急・集中治療医学分野のキャリア形成支援
救急科専門医・救急科指導医
集中治療専門医
博士課程・学位取得

 地域の連携した救命救急センターや救急科と連携し,当教室は,救急・集中治療領域の専門医を育成する方針です。その上で,大学や救命救急センター等で救急医療と集中治療を教えることのできる医師となる場合には,医学生さんや海外留学生さんなどの教育にも携わりながら,論文公表や口頭発表等の教育資質トレーニングの場として,最適な条件です。また,教員ポストを志願する皆さんには,科学研究費を獲得して,研究に従事できる環境があります。




救急医療を日常化できる環境がある
集中治療を深く学ぶ環境がある
学位取得ができる 医学博士を取得できる
救急医学と集中治療医学を教育できる医師となる


研修医2年間(名古屋大学医学部附属病院または一般病院など)

 はじめから将来,救急・集中治療医学を志願されている場合は,研修の段階で当教室に一度,木曜日の全症例カンファレンス日に見学に来て頂き,研究会などにも参加していただき,入局を検討して下さい。現在,救急医療や集中治療をしっかりと教えることのできる講座として,当教室は機能しており,他の専門診療科に属する必要はありません。
 最短で,この世界のプロとなり,世界の急性期管理医学をリードできるようになることを目標として,研修先を含めて,適切なアドバイスと補助を行います。
 現在,当教室では,救急医学と集中治療医学を小児から大人まで,詳細に学ぶことができる環境を整えています。急性期管理医療の最前線と10年先をいち早く感知し,日々の実践環境の中で,深く考える力を身につけることができます。その中で,専門医を取得し,学位取得を果たし,留学も経験され,他大学を含めたさまざまな施設からオファーが来るような,十分なキャリア形成とします。

ホップ 医師3年目〜6年目

1.研修2年修了
2.医師3年目・4年目:この2年間は,名古屋大学医学部附属病院 救急部・集中治療部勤務および週2日の外勤によって,救急医学と集中治療医学の診療力と,自立した学習体制の自己基盤・基礎学力を固めて頂きます。この関連病院のER診療などにより,生活基盤と診療幅充実を約束します。
3.医師5年目・6年目:関連連携病院勤務LinkIconあるいは大学医局における教育補助:1年あるいは2年で病院移動,あるいは大学院進学により将来の救急・集中治療を牽引する教育者を目指します。大学に残留する場合は,関連病院勤務を週2回行って頂き,大学では超重症患者の管理と論文作成力などの学術掌握能力を鍛えます。
<例>2013年度大学院進学 稲葉正人先生,2014年度大学院進学 髙谷悠大先生
医学系研究科大学院進学 稲葉正人先生 細菌学教室とのコラボレーション 急性期細菌繁殖の研究
医学系研究科大学院進学 髙谷悠大先生 環境医学研究所とのコラボレーション 急性期アストロサイトの研究
※ 国内外の学術集会および研究会での業績報告と英文論文公表
4.医師7年目目標:救急科認定医取得・救急科専門医取得・集中治療専門医取得
※ 特徴:多くの緊急性の高い重症ケースを経験することで,救急科専門医・集中治療専門医としての基盤が形成されるばかりか,教授を中心とした深く広い教育体制の中で,論文作成能力の育成,多角的学会発表,臨床を細かく,詳細に分析できる能力を育成します。当施設の治療成績は,極めて先端的であり,重症状態であろうとも,ほぼ死亡することはなく,社会復帰を可能としています。ERのみの振り分け医療ではないために,1年〜2年で確実に診断だけではなく,重症病態や多臓器不全の治療に自信がつきますし,先端医療の急性期医療が理解でき,実践できるようになります。救急・内科系集中治療室は,当科における主治医制および主治医グループ補助制です。急性期医学管理についての自身の優秀性と独創性に気がつくことでしょう。次世代を作るべく,個々の医局員に既存のまねごとを超えて,若いときから独創性と高い治療成績を育むことが,当教室の方針です。

ステップ 医師7年目〜10年目 4年間 独創性の育成

1.大学院進学希望者:学位取得のための研究提案と指導,生活は外勤で生活の基本を固めます。4年間を目標として,名古屋大学医学系研究科に所属して頂き,さらに外勤先の診療補助として生活を固めます。
2.大学助教:教育および大学勤務希望者には,大学助教の道を開きます。大学院に進学しなくとも,病院助教採用とさせて頂き,医員からの通算6年間で学位審査資格が得られます。当教室では,患者管理内容をきちんとデータベースとして格納しており,このレトロ解析,さらに関連施設含めた前向き臨床研究で,医学博士を取得できるようにします。他の専門分野と同様に,学位をしっかりと取得した状態で医師15年目を迎えることを推奨しています。
3.関連病院副部長:学位取得後が将来的には望ましいですが,現状として臨床を継続することを希望するものには,副部長以上として勤務できる病院での救急・集中治療医としての勤務を約束します。

ジャンプ 医師10年目〜15年目 約6年間

1.海外留学:できるだけ国内での学術業績を高めてから,医師10年時でレベルの高い留学先を相談の上,決定します。臨床研究あるいは基礎研究のどちらにおいても,誰もしていないことを行うことを原則として,広く世界のために業績を高めてもらう予定です。
2.救急科指導医取得
3.大学講師:学位取得後は,当大学だけではなく,さまざまな大学からのオファーに答えることができるように,講師以上のレベルとして他大学の救急医学講座などに要望があれば移籍して頂きます。
4.関連病院:関連病院救急科医長,救命センター長として推薦します。

※ 65歳以降の専門医の維持については,日本救急医学会や日本集中治療医学会が専門医を維持できる方向性を作成します。

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一般的なキャリア形成コースを歩んでもOK
子育て支援プログラムは臨機応変なプログラムとして運用

結婚・出産
1.勤務先:希望に基づいて柔軟に対応します。
2.産休後:日勤帯のみの関連病院あるいは大学での救急外来勤務で,復帰しやすい環境を支援します。
3.研究室所属:関連病院午後勤務週2回+研究生あるいは大学院生,学位取得と生活の保障をします。

名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野の環境
1.保育園 あすなろ保育園(ふたば館)など
2.臨床生活パターン:関連病院日勤帯勤務
3.研究生活パターン:大学研究生+関連病院日勤帯アルバイト
※ いずれのパターンでも,救急外来勤務を継続して頂くことで,初期診療の実力を継続して頂き,医師ブランクがないように工夫させて頂きます。集中治療および病棟管理については,木曜日の全症例カンファレンスに参加して頂き,学習や診療の低下がないように指導します。

子供の状態が落ち着いたら・・・
■ 専門医を目指す:救急科専門医/集中治療専門医など
■ 学位取得へのブラッシュアップ
■ 大学教官を目指す:大学教官はおすすめです

※ 救急医療を教えることのできる人材として成長して頂きます。65歳以降の専門医の維持については,講座および同門会と連動して対応していきます。

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急性期管理・病院中隔としてのプロ意識を育てる
救急診療の再教育の場
集中治療の粋を極める

 救急科専門医という概念は,まだ十分に理解されていない実状があり,救急の専門性が多くの地域で育っていない状況が観察されます。これはおそらく,これまでに救急科として多くの救急専門診療が行われておらず,急性期診療が各科の診療に委ねられてきたからかもしれません。
 一方,院内外の急性期診療における安全管理,診療教育,診療の実践はよりニーズの高まる者であり,救急医療のみならず,集中治療を合わせた急性期管理医学の専門性と高度専門医療が,これから10年間で広く国内に育つ必要があります。ジェネラルの中に緊急性と重症性の専門分野がある。これが,救急・集中治療です。これからの10〜20年の中で,救急科専門医は,集中治療専門医を合わせて取得することにより,大きくダイナミックに院内や院外に貢献し,広く中核病院の中央診療部門として期待されるものとなるでしょう。
 既に,先進的病院では,救急科専門医・集中治療専門医の医長を,教育と診療の中核として求めています。救急医療を教えることのできる先生やシステムを作ることのできる先生は,日本全国に実に少ないのが現状です。これまで専門医を取得しているならば,これを基に新たに多くの診療を学ぶ必要があります。

■ 救急科専門医,救急科指導医,集中治療専門医の取得
 救急医療と集中治療を深く指導して頂けるようになるために,これまでの専門領域に加えて,全身管理の基盤,さらに救急医療全般,集中治療を,実践と木曜日の全症例カンファレンス,論文形成の中で学んで頂きます。緊急性と重症度の高い診療実践の中で,現在に合わせて再び学んで頂き,深くディスカッションをしていくことを前提とします。その上で,3~5年後の目標として,救急科専門医取得と集中治療専門医取得となります。これらは,日本救急医学会や日本集中治療医学会に一定期間以上所属していることが前提となりますので,1日も早く,日本救急医学会や日本集中治療医学会に所属されることをお勧めします

■ 専門医資格取得後の先生
パターン1.救急科専門医,救急科指導医,集中治療専門医の取得後に,関連病院勤務。関連病院救命救急センター,救急部あるいは集中治療部の部長や科長。
パターン2.教育・研究指向の方:大学で診療教育をして頂き,さらに研究をして頂き,大学ポストを継承する。大学教授など。
パターン3.海外留学。
など。

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