名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野
教授 松田直之

2015年元旦 新年の挨拶 「2015年の救急・集中治療の展望」

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2015年VISION目標 Emergency & Critical Care System in NAGOYA

1.救急外来の専従医師および専従看護師の充実:ER診療を親身な診療としてより安全に教育的に充実させます。
2.集中治療の専従医の能力充実:2015年4月より日中の勤務主体医師を固定します。
3.論文政策:牽引と標準化を目的としてのデータの論文化:査読を,どうぞ,よろしくお願いいたします。
4.医師の招聘:診療・教育・研究の充実
5.元気さと明朗さの優先
※ 2015年より,MEIDAI水泳部の顧問に就任します。よろしくお願いします。

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 名古屋大学医学部(MEIDAI)に私が着任して,5年が経過しました。2015年は,私の指導下でのMEIDAI救急・集中治療医学分野の6年目の年となります。昨年2014年は,MEIDAIに救急科を設立することができ,愛知・東海に救急診療を教えることのできる基盤を形成することができ,深く感謝しております。また,日本集中治療医学会の理事に就任し,本邦の集中治療の発展に本格的に尽力できる基盤となりました。しっかりと救急医療ができる,そして集中治療ができる医師を,愛知・東海圏はもとより,日本に育成しなければなりません。この挨拶は,MEIDAIの救急医療と集中治療の充実をテーマとした内容に留めさせて頂きます。

 救急医療や集中治療は,日々続けていなければ絶対に優秀にはなれません。時に,大学に勤めていると診療ができないという言葉を耳にします。これは研究にのみ特化している先生にはしかたがないことですが,臨床を同時に行っているものとしては,望ましいことではありません。大学の臨床部門の教官であるならば,まず「診療」をベースとして,「教育」と「研究」を行うことのできるように努力することが大切です。「診療」,「教育」,「研究」,これらのどれかに片手落ちがあると,適切な医学部教育や医師育成教育ができません。専門医というのは,一人よがりではなく,自他の評価の中でどれだけできるかが大切なのです。
 日本における救急医療や集中治療の問題点は,救急医療や集中治療の「診療のできる先生」が少ないこと,そして「教育のできる先生」が少ないことです。救急医学や集中治療医学について,国立大学で「教育のできる先生」を育てる基盤がなかったのです。診療ができると,照準のあった「教育」や「研究」ができるようになります。各科分担の救急診療の中では,救急医療の学術が立ち遅れてしまいました。集中治療は,多くの皆が未だに表象や世界に宝を追い求めているようであり,残念ながら管理の本質や中心病態をよくわかっていないようです。救急医療や急性期管理医学の本質を教育できるものがいないことを改善することが,国立大学に求められていると思います。
 医学部において,診療を重視するものが増えることにより,やがては,診療のニーズが読める「教育や研究の照準」がジャストミートします。そして,地域との診療連携が良くなるのです。医学部は研究を促進させなければなりませんが,私達のような朱鷺のような分野では診療のできる人材を育成することを軽視してはいけません。診療教育を臨床実施の中で重視するとは,診療教育の過程で「まる覚えしない考える急性期診療教育」に徹する,そして「考える人格を育成する」ことです。私は,この5年間,当講座において考える急性期医療を実践し,教育してきました。
 MEIDAIに行くと何ができるようになるのですか・・などという形式だった質問を受けることがあります。これは,ゆとり次代の若者のかわいそうな側面です。できるとかできないとか言うのは,絶対ではなく,相対的なレベルの根底の低いものだったりします。一方,「私は,●●を提供できます」と,未熟な時期であろうとも自分を提供する気持ちや姿勢が何よりも大切です。現在,こういう自発的な者達がMEIDAI集まってきていることは,限りなく嬉しいことです。あせることなく,一生をかけて救急医をしていたり,救急科専門医を継続していたり,海外留学や救急医や集中治療医や大学教官をしていれば,この領域の最先端に直面するようになるのは自明です。その上で,自身の所属する急性期管理システムは,ほとんどの場合,整えられているわけではありません。所属するシステムを,診療の質が高く,最先端で,安全で,個人負担が少ないものなどとして最良とするべく,全力を尽くすことを学ぶとよいでしょう。まじめに,真摯に必要と成熟を叶えるように生きていることで,心の豊かさも築けるでしょう。

 一生をかけて,救急医療という「一隅を照らす」生き方を,そして学術として救急医学と集中治療医学を発展させることができますように,日本救急医学会や日本集中治療医学会の皆さんと連携しながら尽力させて頂きます。これは,極めて重要な医学であるからです。2015年も,御指導いただけますよう,どうぞよろしくお願いします。
(2015年1月1日 松田直之

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当講座は,急性期管理医学を教え,まとめ,発展させる人材を育成するための「寺子屋方式の急性期専門塾」です。


1. 優秀な人材の育成:患者管理を任せて,自主性を尊重します。できない方は,できるように育てます。
2.教授とは:アドバイスを超えて,徹底的に教えます。考えるための基礎を教えます。特に木曜日はこのために時間を空けます。
  どのようなことにも答えられるように努力します。
3.チーム力UP:担当医の能力をUPさせることにより,患者さんの管理を最短・最先とし,チーム力をUPさせます。
  チーム力があるから,患者さんが良くなるというのは必ずしも正しくありません。担当医をずば抜けてできるようにします。
4.仕事負荷:能力を見て仕事を与え,与えた仕事を完遂する能力を育成します。できるものは仕事が増えます。医局の誇りです。
5.全体像の中の自分:3年,7年,15年・・短期,中期,長期を具体的データでイメージを持って頂きます。
  講座は,通年の,そして年ごとの「哲学」と「ビジョン」を明確とします。そして,医局会を通して公表します。
6.メンターの設定:スタッフ助教レベルを,先輩メンターとして設定します。助教は,講師をメンターとする。
7.せかさない姿勢姿勢:待つ体制で,皆の自主性を必然として引き出します。攻めもせず,引きもしません。自主成長を待ちます。

2015年1月1日 松田直之

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【救急科背景2015】
 2015年においても,愛知県,名古屋に限らず,東海地方,そして日本全国に急性期管理学を専攻とする救急科専門医,そして集中治療専門医は極めて不足しています。救急や集中治療の専門性と迅速性と安全性を学ぶ場を提供できなければなりません。さまざまに分野が研究を含めて専門化する中で,救急医療や集中治療医学も必然的に,急性期管理医学として専門分化と,強い学術的専門性が期待されることでしょう。急性期診療における教育力,指導力,および安全性管理,さらに学術が,今後の急性期病院の診療の質の改善に不可欠な体制となるでしょう。このことを,皆が十分に理解できていませんので,私は今「救急科」を,そして「急性期管理医学」を牽引しているのです。

【救急科展望2025】
 今から10年後に救急医療を支えていくことができる人材の育成が,国公立大学病院を含めて,地域関連中核病院,災害拠点病院に不可欠となっています。これまでに達成されてきた心肺蘇生や多発外傷などのルーティンな対応は,救急科にとって管理できて当たり前のものですが,これらに加えて内因性疾患の急性転化を含めて,広く深く急性期を支えることのできる救急科専門医,そして集中治療専門医の育成が必要です。これらは,診療ができるだけではなく,救急医療や集中治療を適切かつ情熱をもって教えることのできるようになること,つまり教育できるレベルまで深く昇華させることが大切です。教育できる救急科専門医を必要とする時代が,2025年に,医療災害のようにやってきます。彼らが,次世代の集中治療の牽引者となることも期待します。「救急科」は,急性期診断と急性期治療の両面のエキスパートであり,急性期管理医学における最高水準を提供できる専門職となります。この学術は,「診療」の成功実践,治療成功のための「周辺教育」,より質高く向上するための「研究」の3つを最低の基盤とします。救急科の充実を支えることのできる夢のある者の参入を歓迎します。 



【総括 診療・教育・研究 能力育成ビジョン2015】
1.診療力:救急科専門医取得・集中治療専門医取得・感染症専門医取得など
   方法:ICU主治医としての超重症例管理,ERにおける多彩な症例対応と診療指導,MEIDAI手技・診療シナリオシュミレーションセンターの開発と応用,連携マグネット病院での開放的診療での自己独立診療力の客観視など。
2.教育力:医学生への授業・研修医への授業・看護学校への授業・消防学校等への授業
   方法:教授からの講義形式を含むマンツーマン指導。院内の仕事(診療・教育・研究)を優先課題とし,院外OFF-the-Jobに終わらないことの実践。院内シュミレーションセンターの活用UP企画の完成(2014年4月〜2016年3月),2016年4月からのMEIDAI ERオリジナルシュミレーション(手技・病態シナリオ)教育の開始。ERコースディレクター教育の開始。
3.研究力:講座としての救急・集中治療医学の全テーマ解析,能力成長度に応じたテーマ配分
   方法:データベース管理(年間委託方式),論文発表,学会発表(国外・国内),以上を助教・医員の組み合わせで運用し,教授指導のもとで医局内討論として,研究力を育てる。この過程で,准教授,講師レベルとして適切な診療力・教育力・研究力のある人材を育てる。

【救急診療ビジョン2015】
 私は,救急医学や集中治療医学の専門性について,まず,一般専門診療科の皆さんと広く共有していくことが大切と考えて,意識的にゆっくりとMEIDAIでは救急診療を立ち上げてきました。正直なところ,愛知や東海では,本格的な救急医療や集中治療が実践されていないために,本当のあるいはこれからの超急性期医療がわかっていない。つまり,救急医療は見る力のあるものからすれば既に崩壊しており,構築のためには,皆の理解と時間がかかります。救急医療は,できてしまったシステムの中では非常に行いやすいですが,救急医療が期待される病院の中では調和を意識しながらどのようにシステムを作ることができるか,その上で地域の救急医療システムに貢献していけるようにすることが指導者に必要とされます。こうした調和と発展と安心の救急・集中治療の基盤を,教室員の皆とともに5年で整えました。
 大学病院は,関連病院・連携病院LinkIconと連携して,医師,医学生,パラメディカルの皆さんにきちんと教えることのできる診療体制を整える必要があります。救急科診療,集中治療診療も,その中に含まれます。その上で,地域病院とは異なり,より先端の医療(最先端医療)を提供することが大切です。すなわち,治療成績を高めるための発展を模索する場となる必要があります。救急医療や集中治療の診療成績と診療の質を,世界に先駆けてトップさせることが必要です。すなわち,先端で診療する過程において,現状に甘んじない感性と診療実績を提供する場として,当講座は運営されなければなりません。既存は既存として十分に教育する一方で,極めて応用の多い救急医療において,オリジナルな診療確立を意識し,世界に公表していくことで,世界を少しでもトップさせることが必要です。
 2016年から2017年に向けてのビジョンとして,MEIDAIに救命救急センターを設立することが必要でしょう。救急車で急変してきた患者さんを,一般病棟ではなく,救命救急センターで入院診療する。これにより,急性期診療の安全と質が高まります。これからの急性期診療や先端医療のために不可欠になると予想しています。このために,救急医療と集中治療の教育者と専門医を,2015年も育成します。

【救急学位取得/医学博士取得ビジョン2015】
 若いときに深く急性期医学を洞察できる力を磨くことが大切です。今あることをまとめていく,これを「基盤」と呼んでいます。次に,既存の物まねや技術を超えて,次の時代を築くことのできる「シンプル化」,「重点化」,「止揚化」を重視しています。自身の学術を形成するビジョンを育成することが,若い時には大切です。この力は,応用力やグローバル力として,必ず医師10年目以降の診療能力・研究能力・教育能力の発展のための「基盤」となることでしょう。2013年4月は,稲葉正人先生が細菌学講座Real_col_HomeA.pngに細菌学研究のために大学院生として出向しました。2014年4月は,髙谷悠大先生が名古屋大学環境医学研究所脳機能分野LinkIconでアストロサイトの研究を大学院生として開始しました。2015年は,久保寺 敏先生が大学院を受験します。彼らは,山本尚範先生を第1期とした松田体制の第2期生です。研究の基盤形成に入りはじめました。当医局は,急性変化における病態生理学を最も得意とし,先を見据えて先進することを意識しています。一般診療レベルで小さく固まることなく,充実診療と基礎研究を連動させることを意識し,2025年のための急性期管理における医学博士を育成します。皆のために,知らないことを理解できる基盤を解明し,簡素にまとめ上げる資質育成を重視しています。

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2015年度 学術活動の方向性
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日本集中治療医学会理事として,以下の充実に貢献します。
1.国際交流委員長:本邦の集中治療領域のグローバル化と国際協力に専心します。
2.広報委員長:日本集中治療医学会の活動を国内外に広く広報するとともに,集中治療医学会員への情報公開を診療・教育・研究の側面から充実させます。
3.男女共同参画ワーキンググループ 担当理事:急性期管理医学領域で女性が働きやすい環境提示に貢献します。
4.臨床研究(CTG)委員会 担当理事:集中治療領域の世界と連動した診療研究の活動性を高め,診療の向上に貢献します。

※ 集中治療医学領域における① 新規創薬基盤形成,② グローバル化,③ 専門医育成基盤形成を提案しています。

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名古屋・東海地域における急性期管理医学の立ち上げと整備
超急性期管理の世界に向けた発展と発信を目標とした
フォーラム形式の研究会の立ち上げと運営
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私の主幹とする基本フォーラムを,以下の4つとし,東海地方と愛知における急性期管理医学を牽引します。外傷カンファレンスなどを含めて,年間約10の研究会やフォーラムLinkIconを企画し,2010年より2020年までの10年で東海地域の急性期管理の基盤形成を構築します。また,私は国内学会でも広く多くの教育講演を担当させて頂き,急性期管理医学の発展に尽力させて頂きます。

Basic Academic Forum in TOKAI

1.TOKAI セプシスフォーラム:敗血症管理の進展を目標として2011年に名古屋セプシスフォーラムを立ち上げ 4月および9月の年2回の開催とした。2016年より,TOKAI セプシスフォーラムとして進化させます。Global Sepsis AllianceおよびWorld Sepsis Dayとの連動として,敗血症診療の向上を目的としています。
2.集中治療フォーラム in NAGOYA:集中治療管理 2010年立ち上げ 12月に年1回の開催
集中治療関連の忘年会を兼ねたフォーラム形式の実力養成講座を開催します。2016年より,集中治療フォーラム in TOKAIとして東海圏を含めて,連携大学,連携病院システムとして,集中治療医学の活性化を計ります。
3.急性期管理血漿分画フォーラム:輸血・血液凝固線溶系・IVIG 2012年立ち上げ 3月に年1回の開催
急性期の血液製剤の適正使用を討論するフォーラムとしています
4.東海ショックフォーラムショック管理 2015年立ち上げ 5月年1回の開催
心臓・血管の基本に立ち返って,ショック管理の理解を深めることを目的としています

※ 救急医学と集中治療医学における実力者養成を提案します。



● 診  療ができるようになるためには,診療への活動性と感性と情熱を鍛える
● 深   職業人として,人として,「奥行」と「み」を鍛える
● 人格 人格を鍛えるには,言葉にならない多くを感じ,自省し,前向きに考える
● 前に  思考や感性が前に向いてれば,独創性や学術や包容力が必ず育つ
● 友  前向きで,元気で,夢のあると共に道を歩む:できないを言わない鍛錬
● あり 急性期医療の指導者としての前向きな道を支援するのが当教室である

※ しんしん 人格 前に 友あり
人格は,しんしんと雪がつもるかのごとく,年ごとに深められるものです。「診る」ということは「深く」自身の人格や起点を見極めるところから発し,気がつけば同じ志を持つ「友」が目の前に存在し,自らの偏りや誤った判断を教えられるものです。「友」とは,自身を教えてくれる存在です。「しんしん」と,深く自身の人格を意識し,前に向いて建設的に歩いていれば,同じく前を向いて歩いている「友」と巡り会えます。こうした教室が,MEIDAI救急・集中治療医学分野です。しかし,時に「友」は,表現形の違いにより,犬猿の仲となることもあります。自身に広がりを与えるように「成長」を志向する時,一見,的に見える隣人が,自身の成長を支える「友」となるのです。「今 在る」という原点を自身で肯定し,今「ある」ことを自身に育てる,それが考える自我です。存在として「いま在る」意義を認め,深めていくのが,私の主催する「講座」であり,個人的な会合では私の「私塾」です。皆が2015年の日本と世界の時代に「いまここにあり」を意識することで,自分自身と所属する場を大切にして行けると思います。否定は必要ありません。自身が成長するためには,自信や事象を絶えず肯定し,場にフィットできるように最適化させることです。その上で,その中で,すべての事象に「思いやり」と「成長」が育ちます。成長とは,変化や延長ではなく,広がりと包容です。必要の中で,よき人格と,よき場を育てることが,すべての学問と社会のためにに不可欠なのです。このような中で,救急・集中治療に何が必要かを,救急・集中治療のこれからの匠として,学術を含めて,哲学することが大切です。 2015年1月1日改変 教授 松田直之



2015 2014年までの急性期管理医学の教育ビジョンの先進
● 救急初期診療教育:緊急性に対しての初期診療を教えることのできる医師を育成します
● 集中治療診療教育:診療バンドルの作成と臨床研究での新たなVISIONを提案します
● 救急・集中治療:急性期管理医学として学術進化をはかり,専門医を育成ます
● 治療成績:子供から大人まで極めて高い診療成績を提供します
● 博士課程育成:急性期医療の将来を担う学術・診療・教育のエキスパートを育成します
● 区別化:当教室は,大学院大学として,世界の10年~15年先の急性期診療の発展を考えます

● 救急科専門医の育成
救急科専門医が何をするものなのかを,院内や東海に広く知って頂けるように,私自身は教育と講演を充実させます。急性期医学領域の病態診断学と治療成績の向上,その表象として,多発外傷,来院時心肺停止,内因性疾患の急性増悪,多臓器不全,環境異常症,急性薬物中毒などの管理の充実が必要です。すべての急性変化には,一定の「規律」や「リズム」があります。これを学術として診療システムを連動させることを目標として,2015年も教育展開します。

● 救急科専門医取得の診療基準

2014年 救急科専門医取得基準.tiff
日本救急医学会の資料LinkIconを御覧ください。急性期病院は大学病院を含めて,このような診療体制として救急科を整備しなければなりません。また,医学部の教育を全国と連動させるためにも,MEIDAIにおいても早く救命救急センターを設立し,しっかりとして救急医療教育を行う必要があります。一方で,2000年前と現在では専門診療科体制が異なりますので,救急科専門医取得の条件については要項の修正や診療重点の見直しが必要です。また,急性期診療体制を安全管理の一貫として,看護部と連動してシステムと人材を育成することが大切と考えています。看護師さんにおいても,救急医療を指導できる新しい優秀な人材が育たなければ,愛知や東海の診療レベルが低下してしまいます。当教室は,診療面では救急科として,院内外の急性期患者さんの診療の基盤形成を約束し,実動できる急性期診療の指導者を育成することを目標とさせて頂きます。

2015年1月1日 教授 松田直之