EMICU(救急・内科系集中治療部:Emergency & Eedical Intensive Care Unit)は,本邦や世界を代表する集中治療成績を先進するために,急性期医療の診断と治療に関する専門的教育と救急医療を研鑽することを原則としています。このEMICUを指導する名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野は,国内外で多くの講演を担当し,本邦における救急医療と集中治療を超急性期管理として牽引している部門です。従来の一般集中治療を是正し,本邦の集中治療の質と安全を牽引するために,以下を原則とした專門性を教育と診療の充実して牽引します。EMICUは,急性期管理を学ぶために多くの皆さんが参入してくる中央診療部門ですが,より質と安全性の高い教育と診療のシステムに拡充していくとともに,重症度の高い患者さんに対しての高い治療成績を維持する教育と診療の体制とします。このような環境において,集中治療専門医や専門看護師等を多く育成する場として機能します。

【管理と教育の原則】

1. 完全クローズドシステム担当医制度:EMICUは,救急科の指導するクローズドシステムの集中治療室として,急性期管理医学の専門性を,特定集中治療專門施設として提供します。救急搬入患者さんと内科系重要患者さんの急性期管理を担当します。
2. 感染管理の徹底:集中治療患者さんは,重症度に伴い免疫低下が低下するために,感染症に罹患しやすい状態にあります。接触感染予防策を徹底します。2015年4月より,「Blue RevolutionシステムNAGOYA2015」として,ブルーラインで必ずアルコール性手指消毒祭を用いた処置前処置後の手指消毒を徹底しています。また,当EMICUで2012年から施行しているクリーンハンドキャンペーンNAGOYAにより,ICU管理における手指消毒の徹底の重要性を教育しています。
3. 管理担当:EMICUで管理する患者さんは,原則として,① 救急外来に搬入された救急患者さん(救急科主科あるいは救急科副科),② 院内内科系急変患者さん,③ 院内小児科系急変患者さんです。予定術後患者さんは,原則として,麻酔科の皆さんに担当していただいているSurgical ICU(SICU)の管理とします。
4. グループ補助制度:EMICUには,救急科を中心としたRED(赤)およびGREEN(緑)の2グループを設置し,担当医グループ制度として集中治療特定加算に類する集中治療専従医診療体制を運用します。
5.勤務交代制度:EMICUの勤務体制は,8:30-18:00,18:00-8:30の2交代制です。勤務交替に際して,18:00および8:30から,患者管理に対してカンファレンスを行います。このカンファレンスでは,従来タイプのSOFAスコアに準じた管理説明を超えて,各勤務における急性期管理目標を明確とすることを第1義とします。
6.指示簿作成の担当の約束事項:EMICUにおける薬剤などの「管理指示表」の作成は,EMICU内の担当医が作成します。土日祝日などの休日に担当医が不在の場合は,担当医グループが指示表の作成を支援し,最終的にEMICUリーダー医師の確認と承認を得る方針とします。
7,リーダースタッフ責任:EMICUにおけるすべての診療指針は,EMICUリーダー医師の確認と許可を必要とします。 EMICUリーダー医師は,管理情報を必ず,毎日,EMICU部長,救急科医局長,救急科病棟医長と共有してください。インシデントにおいては,速やかに,EMICU部長,救急科医局長,救急科病棟医長に報告してください。
8.教育ラウンド:集中治療の專門教育は,平日の教育ラウンドに加えて,EMICU部長松田直之教授を中心とした救急科スタッフ医師とEMICU専従医により,毎週木曜日に全症例カンファレンス(約2時間)及び管理指針のディスカッションとして教育專門講演と質疑応答等(約60-90分間)を行います。
9. 論文抄読会:救急領域および各専門家領域,さらに集中治療領域の臨床研究に対するアップデートとして,教官・スタッフによる論文抄読会,ジャーナルクラブが開催されます。
10. 本規約は,EMICU独自の集中治療專門管理の内部規約として運用されます。

名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野

2015年度 EMICU ICU教育および管理規約の記載 2015年4月1日
医局長 江嶋正志
病棟医長 田村有人
外来医長 山本尚範
教授 松田直之(承認)

2016年度 EMICU ICU教育および管理規約の記載 2015年11月7日
医局長  山本尚範
病棟医長 海野 仁
外来医長 眞喜志 剛
診療科長 松田直之



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21800_898287086894052_3872456115982186858_n.png月刊 医局カレンダー.001.jpg

ICU Blue Revolution ブランチ MEIDAI 2015

重症な患者さんは,感染症に罹患による「敗血症」により,多臓器不全に至る特徴があります。
集中治療室の感染症管理として,以下を徹底します。
本内容は,2012年に松田直之教授(EMICU部長)の作成した内容の2015度版です。

1.ブルーラインで患者さんに挨拶(一礼)します。
2.処置台のアルコール消毒剤を用いて,手指消毒を手洗いに準じて行う。
3.処置後に明白な汚染がある場合にはベッドサイドで手洗いを行う。
4.処置台のアルコール消毒剤を用いて,手指消毒を手洗いに準じて行う。
5.ブルーラインで患者さんに挨拶(一礼)します。

EMICU担当医は以上を徹底し,管理中のアルコール製剤の使用量を含めて観察内容をカルテに記載します。以上を,集中治療管理の基本として,2015年4月1日に管理ブランチとして定め,2015年度もクリーンハンドキャンペーンとして,医師等に対してのベッドサイドレクチャーとします。本キャンペーンは,2012年度より,名古屋大学大学院医学系研究科 救急・集中治療医学分野により,WHO(世界保健機構)やGlobal Sepsis Alliande(世界敗血症連盟)との連動として行われています。
当講座では,さらに感染症管理ブランチを定め,超急性期における感染症管理を教育します。

医局長  山本尚範
病棟医長 海野 仁
外来医長 田村有人
EMICU部長 松田直之






センター連携教育体制